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家族介護を考える集い〜多様な介護のカタチ〜

育児と介護と仕事の両立のしくみ作りを目ざしている、NPO法人こだまの集いの室津です。

 

2023年1月22日(日)
家族介護を考える集い~多様な介護のカタチ~
主催:家族介護を考えるネットワーク(事務局 東京ボランティアセンター・市民活動センター)

こだまの集い 室津も登壇させていただき【世代間をまたぐ家族まるごとケア】の必要性についてお話をさせていただきました。

【当日のプログラム】


テーマ①「ケアとケアラーの実態をもっと伝えていくために」

 

NPO法人みかんぐみ 代表理事 村 一浩氏

医療的ケア児のピアサポート支援等を行う杉並区の団体さまです。

先輩の立場から、過去の自分(今現在、お子様の障害や病気に向き合っている方へ)へ「だいじょうぶ」とつたえにきたよ。という内容のメッセージに心のなかで涙が出ました。

状況は違えど、これから同じ状況を迎える後輩たちに「大丈夫」と伝えたい想いは共通しています。

埼玉県地域包括ケア課 阿部 美和氏

ヤングケアラー支援条約ができるまで、調査・啓発(ハンドブック作成、人材育成)、介護者サロンを育てる取り組み等に関する情報をお聞きしました。

テーマ②「コロナを経て、介護者・家族会のこれからは?」

荒川オヤジの会 神達 五月雄氏 

 

勉強会等の企画のあとに、夜にメンバーさん同士でお酒を飲みながら緩やかに介護について語り合う時間を大切にされているとお話を伺いました。

現在は、コロナで活動はストップしているとのことですが、やはり飲みニケーションは大事ですね!
コロナの感染収束を願います。

 

認知症家族の会 青梅ネット 河村 光子氏

 

コロナ禍で実際の介護者の集いはセーブされていたそうですが、「青梅ネットだより」で情報発信は継続して行っていたお話を伺いました。

 

 

テーマ③「介護者に必要な支援とつながり合いのために」

 

・こだまの集い 代表理事 室津 

下のイメージ図をもとに、一言だけ「家族まるごとケア」が大事だよ。とメッセージをお伝えさせていただきました。
別々の事象に見えているケアは、見え方の違いだけで少子高齢社会のケアラー問題だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

社会福祉法人 東京栄和会 なぎさ和楽苑 後藤 たか子氏

 

大学と連携して、ケアラー並びにケアラーを支援する支援組織の状況を双方に把握する動きは勉強になりました。

 

情報交換後、

「多様な介護と介護者を支えるために」岡山大学 本村 昌文教授


本村教授は、奥様の介護を16年3ヶ月行っていらしたとのこと。

介護の終わりにより、介護に関わっていた専門職との人間関係がなくなることや、介護と仕事の両立課題については考えさせられました。

また、事象に名前をつけるメリットは、事象を明確にする。

 

デメリットは、その事象以外のものとの関係を分断するリスクについて触れられたお話は納得できる部分が非常に大きかったです。

追伸
家族介護者の集いの準備メンバーの皆様、ありがとうございました。
家族介護者準備会のメンバー様は、ケアラー支援のパイオニアの素晴らしいメンバーさまたちが集結しています。
みなさま、引き続きよろしくお願い致します。