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杉並区の地域包括ケアシステムの動き(公共施設を複合化)

子育て×介護が重なったダブルケア当事者の声を、行政ないし支援者に届けるコミットをしている、NPO法人こだまの集いの室津です。

 

杉並区では、子ども、高齢者等が利用する区民集会所、区民会館、ゆうゆう館(地域の元気な高齢者が集う施設)の機能・サービスを学校等に継承した児童館施設(1部除く)を対象に乳幼児を含む子どもから高齢者まで、多世代が利用できる地域コミュニティ施設への転用・再整備の準備が始まっています。

 

これは、杉並区区立施設再編整備計画(第一期)・第二次実施プラン(平成 31~令和3年度) に基づき、令和3年1月に阿佐ヶ谷地区周辺で3つの多世代交流施設、令和3年4月に永福町に図書館+多世代交流施設が誕生します。通称「杉並区立コミュニティふらっと」といいます。

 

 

今後は、中学校に1個の感覚で、このような多世代が利用できる複合施設を増やしていくそうです。(長期的に30~40施設)

 

少子高齢化に伴い、杉並区も未来の財政状況を踏まえて公共施設はコンパクト化していきますが、

新しい時代の流れで、子どもと高齢者が地域で集える場所を作り、現役世代は経済を回していくというのは、今後の求められる地域のあり方になってくるかと思います。

 

新しい動きに伴い、杉並区民の皆様のご心情もあるかもしれませんが、広い視野で杉並区の未来のことを考えれば、素晴らしい動きになるのではないかと個人的には思っております。

 

 

また、令和3年度から多世代が集える複合施設が運営されていきますが、地域住民にとって安定して有益な運営がなされていくことを心から願っております^^