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保育・介護分野のエキスパート!副代表理事の森安さんのインタビュー。

 

ダブルケア支援の確立を目指しているNPO法人の室津です。

 

今回は、当法人の副代表理事の森安みかさんにインタビューをさせていただきました。

(※画像は、設立総会の様子♪森安みかさんは、画像右からお二人目)

 

森安さんは、保育士、社会福祉士、主任介護支援専門員、介護福祉士、理学療法士の資格を有した、保育・介護・医療分野のエキスパートです。

 

森安さんは、目の前課題に真摯に向き合い必要な知識や社会の人に必要なサービスを提供し続けられてきたのだということが、お話を伺わせて頂きすごく伝わりました。


今までどんなお仕事をされてきたのですか?

~保育士時代~

 

森安さんは、保育士として千葉県の認可保育園に勤務されていました。担当したクラスは、障害のある子ども達もクラスの中で当たり前に過ごしていたそうです。子ども達は、お互いの違いを理解し、お互いを区別せずにトラブルの少ない状態で過ごすことができていたそうです。

 

こういったことを社会の皆さんにも知って頂きたいと、穏やかな口調で語っていらっしゃいました。

 

~なぜ社会福祉士・ケアマネージャーの資格を取得されたのですか?~

 

森安さんは、ご縁があり地域に新しく作られた障害者施設に勤務することになったそうです。

 

森安さんの担当部署は16歳以上から60代までの方が入所されているところに配属されたそうです。

ちょうどその頃、介護保険が始まったといいます。

施設には、60歳で入所された方もいらっしゃり、65歳になった時に介護保険制度が適用なのか?障害の制度を利用するのか?支援者側も手探りの状況だったといいます。

 

森安さんは、社会福祉制度を改めて学びなおそうと決意され、社会福祉大学に編入されたそうです。

そして、社会福祉士の資格を取得されたあと、当時の職場では、社会福祉士の資格を持っているのは森安さんだけだったことから、入所施設から同じ法人内のデイサービスに相談員として配属になったそうです。

 

森安さんは、デイサービスの勤務では、在宅から通う方たちが対象となり、そのご家庭によりニーズが異なることから在宅ケアの奥深さを感じたといいます。

 

そして、障害者のデイサービスには高齢者の方も多く通われており、今度は高齢者への支援の必要性を感じ、ケアマネージャーになろうと決意されたそうです。

 

~居宅介護事業所、訪問介護事業所、訪問看護事業所の設立~

 

ケアマネージャーになった森安さんは、ケアマネージャのお仕事する中で、個別性の高い支援を行いたいと考え、ご自分で起業することを決意されたそうです。

 

初めは、ケアマネの事業所(居宅介護事業所)と訪問介護事業所を立ち上げたそうです。

支援にあたる利用者さん達の中には、医療的なニーズの高い方が増えていったといいます。

森安さんは、色んな訪問看護事業所に支援の依頼を行っていたそうですが、当時は訪問看護事業所の数が少なかった状況でした。

 

そこで、森安さんは居宅介護事業所・訪問介護事業所を設立した3年後の2006年にフローラル訪問看護ステーション(八幡山)の設立に至ったそうです。

 

~理学療法士への道!身体機能のアプローチを可能にし、ニーズの充足を目指す。~

 

当時、サービスを利用されている方々は、車いすの方や寝たきりの方が多かったそうです。

森安さんは、どうしたら利用者さんがより快適に暮らせるかケアについて考えていたそうです。人体を理解し身体機能のアプローチが出来るようになると、利用者さんのニーズの充足の幅が広がげるのではないかと考えに至ったそうです。


そして森安さんは、理学療法士になることを決意され、夜間の理学療法士の養成校に4年間通われ、理学療法士の資格を取得されました。


現在も現役の理学療法士として、週一回位の訪問リハビリの支援を続けていらっしゃいます。

 

~企業主導型保育園「保育所くまこぐま」の設立~

 

平成29年6月に杉並区では保育緊急事態宣言が出されました。(杉並区は、その後平成30年4月に待機児童ゼロと発表)

 

森安さんは、地域や経営する事業所のスタッフさんの間でも保育ニーズが高かまっているのを感じたそうです。そして、今度は杉並区に保育園を作ろうと思い、一般社団法人Geny 企業主導型保育園「保育所くまこぐま」を設立されました。

 

保育所くまこぐまは、一軒家スタイルの少人数制のアットホームな保育園です。


室津の5歳の娘も保育所くまこぐまの卒業生になります。今でも、くまこぐまが大好きだと話しています^_^

 

こだまの集いに参画してくださった理由をお聞きしました。

 

森安さんは、杉並社会福祉士会での活動を始めて、10数年が経つそうです。(杉並社会福祉士会の前会長、現副会長)

 

色んな高齢者のニーズ、子どものニーズ、子育てしながら、他の人をケアしているという隠れたケアラーのケースが実は沢山あるのではと感じていたそうです。しかし、現状ケアラーの方たちに向けた支援はほとんどありません。

 

そういった中で、室津からダブルケアの支援を行うためにNPO法人をつくるという話があり、ご協力を決めてくださったそうです。感謝です^_^!

 

ダブルケアについてお聞きしました。

 

森安さんは、地域支援を行っている中で、子育て、介護のダブルケアの他に、トリプルケアの方もたくさんいらっしゃると感じておられるそうです。また、3世代、4世代をまたいでケアをしている方もおり、障害を抱えている方をケアしている方にも出会われるそうです。

 

森安さんのお話の中で印象深かった言葉があります。

 

「究極をいえば、同じ人は誰もいないので、一人一人がみんなマイノリティーで、マイノリティーの人が集まって社会が出来ているのではないかと思います。」

 

「誰もが、快適に暮らせる社会が出来るのが理想です。行政だけだと縦割りになりやすいところを、民間で枠をシームレスにしていくことがこだまの集いの活動の一つとして、出来てくるといいかなと思います。」


森安さんは、穏やかな表情でお話をされていました。

 

森安さんのお話をお聞きし、改めてダブルケアに直面している方のお声を拾い、行政に届ける、必要機関に繋ぐ機能を持った法人運営を行っていきたいと思いました。

 

森安さんから、ダブルケアに直面している方へのメッセージです

 

1人で考えないでほしい。

 

結構人間捨てたものじゃないと最近思っています。想いがある人たちが実はいっぱいいる。

上手にこだまの集いを使ってみるのも良いかなと思います。一人だと声をあげずらいと思いますが、そういう時にこだまの集いみたいな場所をうまく使ってほしいと思います。

 

皆が、支えあえる社会が自然とできるといいですね。

 

ダブルケアをしている人も、誰かの支えになっていると思います。だから自分の良いところ探しをしていけると良いと思います。こんなことが自分は出来るんだ、ということが分かってもらうと良いかなと思います。