· 

要介護者を中心に誰もが外出・旅を楽しめるロードマップ作成ワークショップ

多世代が活躍する仕組みづくりを目指しているNPO 法人こだまの集いの室津です。

一般社団法人Mories
✖️車いす旅技ラボの企画の要介護者を中心に誰もが外出、旅を楽しめるロードマップ作成ワークショップに参加しました。

ロードマップとは、子どもからケアの必要な高齢者まで家族皆で旅行に行くための計画書です。
参加者は、病気を抱えている車いすユーザーの親を連れて旅行に出かけたい!思い出を作りたい!でも不安があるという方。

参加者の方自身が、車いすユーザーで旅行が大好きなアクティブな素敵な方もいらしていました。

ワークショップでは、ケアが必要になった親を旅行に連れて行きたい!思い出を作りたい。実現するためには、どうしたら良いのかみんなで話し合いました。

  • 親にしてあげられることはしてあげたい。でも、自分の力だけでは旅行に連れて行く自信がない。
  • 親は病気を抱えているので、(海外)旅行に付き添っているくれる医療従事者がいれば安心だ!
  • 旅行先に何かあったときの医療体制を確保できれば安心だ。


こういった不安や困り事に関しては、私も父のケアと子育てのダブルケアを経験しているときに感じていました。

父親の場合は、末期癌でしたので人生の時間に限りがありました。だからこそ、父親の望む場所(四国)に家族全員で旅行に行きたい思いがありました。我が家では、これが実現することができたので、父を看取った後も非常に後悔が少ないというポジティブな体験になりました。

安心感を持って旅行に行ける体制をいかに整えるか、サポートしてくれる信頼出来る相手と繋がれると良いですね。


今回のセミナーで情報共有をし、不安や心配を分かち合いながら解決策を話し合えた時間は、非常に有意義な時間となりました。

主催されている一般社団法人モリーズは、車椅子やベビーカーユーザでも外出しやすい情報が得られるポータブルサイトsotoniを運営されています。


皆、大好き森安さん。社会福祉士×ケアマネージャー×主任介護支援専門員×保育士×学療法士といった
多世代支援に携われる、超エキスパートです。

moriesのメンバーでありつつも、
杉並区の社会福祉士会の副会長、当法人の副代表理事としてもお力お借りしております。
さいごに。
子どもから高齢者まで使いやすい地域のデザインは、誰が暮らしても住みやすい社会なのだと思います。

そんな視点を持ちながら、杉並区でも街の作りを観察しながら、地域の方々とつながっていきたいと思っています。